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時々きます

「お金がない人はペットを飼わないで!」について

よく話題になるペットとお金問題。

個人的には、ペットショップやブリーダーさんのようにペットのお迎えにお金がかかる仕組みは良いと考えている。なぜかと言うとそこで覚悟(お金)を見せられるからです。

 


もちろん保護猫、犬活動は素晴らしい。まだまだ生きられる命と新しい飼い主との出会いを繋ぐ大事な活動だ。某県で保護猫活動への寄付を約束したふるさと納税があったが、かなりの額が集まっていたことからも世間に必要とされている活動だと言えよう。(オチとしては使い込みがあったみたいだけど…その話はここでは割愛します)

 


飼う人が本当に育てる気なのか、育てる財力があるのか測るのに「買わせる」っていう行為は有効だ。

保護猫や保護犬をお迎えする時、家族構成やら職業やらを聞かれるけど自己申告だから本当の生活や気持ちはわからないし、そもそもそんな質問が必要なのは、無料で気軽に生き物が手に入ると悪事(虐待など)を働く人がいるからだろう。

ちなみに可愛くて幼い子にみんな群がるというグロテスクさはペットショップでも保護でも同じだ。私が保護猫を探していた時、子猫は希望者殺到で抽選、成猫はいつまでも引き取り手おらずが普通だった。

そのため、成猫に運命を感じてお迎えしました!という話を聞くとかえって羨ましくなる。私は初めて生き物を飼うのに、自分の知らない生き方や癖(前の飼い主のやり方とか、野良の時の習慣)がある子をお迎えする勇気がなかったので。

 


そんなこんなで、ここ数日?のペットショップで買う人間は悪!みたいな風潮をみると、私はちょっと違うな〜という気持ちになる。

うちの猫は本当にいい子でケージに入ってのお留守番も問題なくできるんだけど、それはペットショップの店員さん達が愛情込めて保育してくれてたおかげだと思うからだ。もちろん悪戯はするし、私が怪我させられることもしょっちゅうだが、そんなところも含めて愛おしい。

 


我が家はペット共生型賃貸に住み、猫を飼う申告をして規定の敷金を払い、ペットショップで気の合う子を見つけてお迎えし、猫優先の生活をしてる。夏場のエアコンは3ヶ月つけっぱなしだったし、外出の際にも時間に気を使う。ペット保険をかけるとか、些細なことでも異変があれば病院にきちんと連れて行くとかそういうことをサボらずやっている。自分はえらいと主張したいのではない。それでも不安に駆られる瞬間はあるのだ。ペットは生き物だから、いつどんな事故や病があるかわからない。いつまで元気でいてくれるか、いつか看取らなければならないと考えると暗い気持ちになる。癒されるだけではないけれど、一緒にいたいのだ。

 


長くなったけど、「ペットにはお金がかかる!」と当たり前のことを声高に言うのはなんか違和感だよ、という話でした。お金のことを気にするなら飼わないほうが正解です。私はその先の話をしたい。

そして、うちの猫は世界一可愛い。我々を養ってくれる旦那さんは世界一偉い。

そんな感じでやっていきます。